岩編が一旦終わったかに見えて、終わらない。
なんせファンダイブの日の3日後には再度岩に行ってるんでね。
で、この度思ったことがあるので備忘録として。
岩ビーチといえば「ハナタツ」。
年末辺りから頻繁に伺うようになりましたが、ハナタツを見なかった日はないってくらいコンスタントに観察できます。
観察できる場所はマップの「沖のテトラ」にメスが一匹。
NO.1ペットボトルの正面の岩にメス2匹、オス1匹。
毎回すべての個体を観察してるわけではないですが、いつ行ってもいずれかの個体には会えています。
でも、毎ダイブ会えるわけではないので不思議に思っていたんです。
住んでる場所はわかってるのに、なぜか簡単に見つかるときと、いくら探してもいないときがあるのでなんでかなぁ~~と、ずーーーっと思ってたんです。
特にNO.1ペット側の3匹に関しては顕著で、3匹もいるんだから1匹くらい見つけられてもよさそうなもんなんですが、見つかる時は複数個体見つかるのに、見つからないときは1匹も見当たりません。
そこで、ふと目に留まったのがこれ
ハナタツが住んでる岩についてる、ヤギ目という分類のサンゴの仲間で「ウミウチワ」と言います。
このウミウチワ、植物っぽい見た目ですが実は生物で、流れてくるプランクトンを食べて生きてるんです。
拡大して撮影するとこんな感じ。
ポリプと呼ばれる触手の集合個体なんです。
ちなみにこれらの仲間はポリプが8本に分かれてる「八方サンゴ」という分類。
で、このポリプも開いているときと閉じてる時があって、開いているときは潮の流れがある時が多いです。このポリプは捕食する為にあるので、ポリプが開いているときは流れに乗ってくるプランクトンを捕食する為に触手を伸ばしているわけです。閉じてる時は枝状に伸びてる部分だけなのでしょぼい感じ。
ここに住んでるハナタツが見つかる時とそうでないときの違いをよくよく考えてみると
「あれ、そう言えばポリプ開いてる時の方が見つけやすくないか?」
という事を思い始めたわけ。
この事の関連性を考えると、ハナタツの食性もウミウチワの食性もプランクトン食で似ているため、ウミウチワのポリプが開いているときの方がハナタツの活性も上がって見つけやすい場所に出てきているのでは、と。
これが「仮説」。
この仮説を元にこの視点で何度も何度も観察してみる。
すると見えてくるものがあるわけです。
すべての出発点は「なんでだろう?」から。
ポリプとハナタツの関連性やいかに?!
あーー!気になる!岩行きたい!!
SHINでした。