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雄の特徴

2024.03.03 テーマ:ブログ 書いたひと:田中 伸

タツノオトシゴの雌雄差についての話が続いております。

雌の特徴についてはご理解いただけたかと思いますが

「いや、オスの鳩胸orお腹スッキリがよーわからんわ」と言う方、続出かと思いますw

たしかに分かりにくいw

一般的にダイバーの中ではこの表現が定着していますが、ここにもやや問題がありますねw

写真を並べて見比べればわかり易いのですが、フィールドで観察する際に2匹仲良く雌雄が並んでる、なんてことは滅多にありません。

 

なので単体で見分ける方法を解説しときましょう。

 

タツノオトシゴの仲間は、メスが産卵した卵をオスが受け取り、孵化まで育てる、という話は有名ですが、この時に卵を受け取る袋の事を「育児嚢(いくじのう)」と言って、これがオスを見分ける際のポイントになるのです。

育児嚢はカンガルーのお腹をイメージしてもらえればわかり易いかと思います。

 

これを踏まえて、

いかがでしょうか?

はい、わからん。

 

ちょっと落書き加えてみます。

これならどうだーー!

なんか薄っすらとカラスミみたいな形になってるのわかりますか?

これが育児嚢。

 

メスにはこの育児嚢がないため、お腹の下方が凹んでるわけですね~

だから「下っ腹が出てる」ように見えるわけです。

 

改めてオスの画像を

カラスミ的な形の部分を認識していただけましたでしょうか?

 

これがオスの特徴。

メスにはない育児嚢が腹部下方にあるためラインが

「お腹スッキリ」に見えるわけですね~

 

で、メスから卵を受け取って卵が成長すると育児嚢が膨らむので「鳩胸」みたいに見えるわけ。

 

はーーーースッキリした!

自分の解釈を整理する為にも「書く」ってのは大事な作業ですねw

 

以上がタツノオトシゴの仲間の雌雄を見分ける方法でした。

 

「ハナタツ」にフォーカスしてお届けしてまいりましたが、そう言えば他の種類はどうなんだろう?って事で!!!!

 

つ、づ、くっ!!!

 

SHINでした。

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