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ガイコツパンダホヤ誕生秘話4

2024.02.07 テーマ:ブログ 書いたひと:佐藤茜

これらのホヤの仲間は名前が付いていないものも多く、そもそも分類形態が研究者によって2つの派閥に分かれているそうで、まだまだこの先も解明が期待される分野なんだとか。

この辺を付け焼刃で深堀しようとするとこっ恥ずかしい感じになるのは目に見えているので一旦置いとくとして、まさか新種として登録されるなんて夢にも思ってなかったもので、そりゃ驚きました。

なにせ久米島の、特に「トンバラ」というポイントには多く生息していて、時期になればほとんど苦労せず見つけられるレベルの個体数だったし、島のダイビングガイドならまず気付かないって事はないという程だったので、久米島以外の他のエリアにも沢山生息してるもんだと思っていました。

 

なので、知らないだけでとっくに既知種として登録があるだろうと思ってたわけ。

それが、まさかの新種だったとは。

そもそもガイコツパンダホヤと言う名前を思いついたのは

「パンダホヤ」の存在があったからだし

 

名もない生物に名前を付けてみようと思ったのは

「ウルトラマンホヤ」の存在があったからに他なりません。

 

この2種との出会いなくしてはガイコツパンダホヤは誕生しなかった。

こんなところからも海は繋がってるんだな、なんてことを思ったりもします。

ちなみにパンダホヤは学名もあるしコバルトツツボヤという和名もありますが、ウルトラマンホヤは学名はあるけど和名はありません。

 

これには

標準和名については、命名規約等どころか定義さえなく、それぞれの分野で図鑑や学術雑誌などにおいて研究者達の間で慣習的に使用されてきたのが実情である

とか

専門家以外に注目されることのまれな分類群では、和名を与えられていない種がむしろ普通である。

和名 – Wikipedia

という背景があって、新種登録に必要な学術論文上では学名で記述されてるけど、研究室内とか学術雑誌とかでその種を指すのにわかり易くするために使われてきたのが和名ということ。

 

なので、ガイコツパンダホヤもウルトラマンホヤも

「ニックネームで浸透してるしわざわざ標準和名提唱せんでもええやろ」

的なことがあったかなかったかw

 

もし標準和名が提唱されるのであれば、ツツボヤの仲間なので「ガイコツパンダツツボヤ」とかになるのかな~。

 

・・・悪くないなw

これはこれでええやん。

一気にちゃんとした感じ出るやんw

 

まぁ、ウルトラマンホヤみたいに標準和名無しでニックネームが残るんじゃないかな、と思っています。

 

次回で最終回(予定)

 

SHINでした。

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