いつもは泳ぎ回っている魚が水底付近でじっとしてる時は、大概クリーニングされてます。
クリーニングってのは何かというと、体表に付いた寄生虫や古くなった皮膚なんかを他の生物に食べてもらってきれいにする事を言います。
人間でいうところの「垢すり」的なことですわ。
で、このクリーニングをしてくれる生物の総称をクリーナーと言い
クリーナーが住んでいる場所をクリーニングステーションと言います。
人間は自分で体を洗う事が出来ますが、魚はそれが出来ません。
なので、クリーナーがいる場所に出向いてきれいに掃除してもらってるわけです。
クリーナーにも色んなタイプがおり
・子供の時だけ放浪しながら掃除の仕事をするもの
・居を構えて来客を待つもの
なんかが代表的かな~。
しかもクリーナーは魚類に限らず、エビの仲間もクリーニングを生業とするものが多いです。
水中マップ上でクリーニングステーションを複数個所把握しておくことってのはガイドのテクニックとして非常に有効。
クリーニングステーション巡りをすれば何かしらの生物と効率よく出会うことが出来るわけです。クリーナーがいることはほぼ確定しているので、あとは誰が来客してるかな~、ってな寸法です。
しかも、クリーニングされている魚は動かずじっとしているので観察しやすいのです。
中には、クリーニング中に体色が大きく変化する魚なんてのもいるんです。
普段「青」の魚が「赤」になったりするんですよ~。
沖縄の県魚「グルクン」がそれですね。唐揚げにするやつね。
その様子は「はぁ~気持ちえぇ~」って声が聞こえてきそうなほど。
で、クリーニング中を狙う一番の見所は
様々な表情の変化や、リアクションを観察できること。
1枚目の写真から3枚目の写真で徐々に口を開けてきているのがわかるかと思います。
あーーーもうここまで来たら確定ですね~~~。
くるでーーー
くるでーーーーーー
つづく。
SHINでした。