昨年の6月に撮影したものが出てきましたので、お蔵入りにしとくには勿体ないってことでご紹介。
これ海の中を撮影したものなんですが、なんだかわかりますか?
ちなみにここ水深30cm程の場所から水面に向かって撮ってます。
ご覧の通り30cm先の水面すら見えません。
ある日、宇佐美でボートダイビングをしていた時の事。
安全停止を終えて船に戻ろうとしたところこの状態にw
水面まで浮上して船まで移動すると
ラダーの周りはこんな状態にw
真っ赤っかです!!
船に上がって水面を見ると
この通り!
なんじゃこりゃーー!!!
ブイのロープでせき止められてくっきり境目が出来てました。
これ正体は、「赤潮」という現象。
プランクトンが異常発生することによって起こる自然現象のひとつ。
BSACのマニュアルには「藻類プランクトンのシャットネラが原因」と記載されていますが、正確にはシャットネラだけが原因と言うわけではなく、他のプランクトンが原因の場合もあります。
車の移動中に遠目から海面に赤い筋が出来ているのは見たことあったけど、赤潮に直撃したのはこの時が初めてでした。
養殖業者の方にとっては大きな被害をもたらす現象ですが、水面を覆うプランクトンはやがて水底に沈み、様々な生物の食料となります。
台風と同じように、人間にとっては迷惑に感じる事ですが、これも大切な地球のサイクルのひとつ。
なかなか間近で見ることのない現象なので、貴重な瞬間に遭遇でき嬉しく思いました。
地球なんじゃこりゃミステリー
SHINでした。