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案外知らないダイビングのあれこれ。

2023.07.09 テーマ:ブログ 書いたひと:田中 伸

ダイビングを初めて、様々な講習を受講し色んな知識を得ていくと、案外頭使うスポーツなんだなってことに気づきます。頭でっかちになりすぎるのは良くないですが、正しい知識を見に付けることはとっても大切なことだと思っています。

 

ってなわけで、今日は案外知らないタンク(シリンダー)とウエイト量のお話。

※以下、今回はタンクで統一します。

(ちなみに海外ではタンクと言わずシリンダーです。なので最近は各指導団体がシリンダーで統一してるわけね。でも今回は読み心地を考慮してタンクで。日本ではどっちでもOKです。)

まずは上の写真についての問題です。

Q1. 手前に並べてある2本のタンクそれぞれの種類(材質)を答えよ。

はい、これは簡単ですよね。

簡単であってほしいですw

 

Q2. それぞれの容量(「V」olume)を答えよ。

「いや、刻印見えんしわからんやん!」

という声が聞こえてきそうですが、大きさで覚えちゃいましょう。

 

Q3. それぞれの重量(「W」eight)を答えよ。

これまた大きさで覚えましょう。

 

誤差はありますが気にしないで良いレベルなので、V、Wともに小数点以下は四捨五入して大きさで覚えましょう。

ここまでは「簡単じゃん」って方も多いかも知れませんが案外間違ってるかも。

 

では答え合わせを

A1. 左=アルミ、右=スチール

A2. 10リットル(2本とも)

A3. アルミ14kg、スチール13kg

 

さて、ここまでいかがでしょうか?

正解率が低そうなのはQ3.ではないかな、と思っています。

 

「スチールは重い、アルミは軽い、だからウエイトを調節する必要がある」

と習ってきた方も多いかと思います。これ厳密に言うとちょっと違うんです。

材質としての比重でいうと「スチールは重い、アルミは軽い」で正しいのですが

同じ容量のタンクで比べると、アルミタンクの方が重いわけです。

 

なので

「スチールタンクは沈む、アルミタンクは浮く、だからウエイトを調節する必要がある」

って言い方が正しいかな。

 

今回のブログはここで「え?」ってなった方の為のものとなっておりますので

「どゆこと?!!」ってなった方、是非最後まで読んでね。

では、問題の続き。

Q4. アルミタンクとスチールタンクではどちらが厚みがあるでしょう?

 

さて、これはいかがでしょうか?

オーシャンダイバー(初級)の学科講習で出てくる内容なのですが忘れている方も多いのでは。

Q3.に正解した方は想像で解答できそうですね。

 

早速答え合わせ

A4. アルミタンクが厚みがある

です。

 

知識として知ってはいるって方、実際にどのくらいの違いがあるか知ってますか?

これは見たことある方は少ないかも。

 

実際の厚みが分かる、それぞれのタンクを写真に撮ってきました。

赤沢の灰皿

こっちがアルミ。

 

城ヶ島の灰皿

こっちがスチール。

 

現地では不要になったタンクをカットして灰皿として再利用しているところが割とあるんですが、これが良い教材なわけですよw

 

なんとこんなにも厚みが違うんです。

 

このことが

「スチールタンクは沈む、アルミタンクは浮く、だからウエイトを調節する必要がある」

と言うことにつながってくるのですが

今日はここまで。

 

ちょっと長くなったらすぐ次回に続く。

これも読み心地を考慮してのこととご理解くださいw

 

SHINでした。

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