本日はサビハゼのお話の続編。
写真はGOさん撮影です!!
いいですねぇ~~~。設定と距離感さえ掴めばバッチリ撮れちゃうのもサビハゼの魅力だな。

で、このサビハゼさん、もともとは珍しいタイプのお魚ではなく、ダイバーに「あぁ、あの髭の地味なやつね」くらいにあしらわれてたようなんですが、なにやら近年、伊豆エリアでは生息数が激減している種類のひとつだそう。西伊豆の大瀬崎では数年前まで普通種中の普通種だったのが、いまはほぼ見かけることはなくなってしまったとか。赤沢は今や、浅い水深でサビハゼを観察できる貴重な場所になったんだとか。
考えられる原因は「水温の上昇」。
実はこのサビハゼに限らず、地球の気候変動及び海水温の上昇によって、自然の色んな部分に影響が出まくってるんです。特に海中の変化は顕著に表れており、いまや種類によっては、天然の海苔が超貴重品になって価格が爆上がりしてたり。
Photo by GOGOGO!!!
人間が地球に及ぼす影響と変化については「沈黙の春」という本(この本は農薬の影響についてのことが主ですが)を発表した、レイチェル・カーソンによって、約60年も前に警鐘を鳴らされていたにも関わらず、今になってようやく「SDGs」という言葉が出来、「カーボンニュートラル」といった取り組みが世界的に広まってきました。
もちろん、こういった取り組みが浸透することはとっても良い事なのですが、おそらく、残念ながら姿を消してしまったサビハゼや海藻が戻ってくることはないでしょう。もし戻ってくるとしたら、人間が生活を相当大きく変化させ、相当長い時間が経ってからでしょう。
当たり前にあったものが、忽然と姿を消し、戻ってこなくなったという例は他にもたくさんあるんです。
都会の人工物の中で暮らしていると自然との距離が遠く、こういった話は他人ごとに思われてしましそうですが、僕たちダイバーは違います。
海という身近な大自然をフィールドにし、ダイビングという遊びを通じて、自然への畏敬の念、畏怖の念を感じながら、海中を楽しんでもらいたい。
実はそんなことも考えながらインストラクション・ガイドに励んでいるわけです。
おぉっと~~~~~!!!!
真面目な話してもーたわーw
やべー、文字多くなってもーたわーw
なんせ、サビハゼ可愛いよ見に行こーぜ!ってことでw
ま、たまにはこんなブログもw
SHINでした。