思い出を残す手段には沢山の方法があります。
人によっては日記だったりするだろうし、動画の場合もあるでしょう。
SNSの発達により20年前には思いもしなかったツールが手軽に利用できるようになりました。
僕の場合は長年水中写真を情報発信ツールとして利用していたので、写真のストックは割と沢山あります。写真を見返すとその日の思い出が蘇り、しばしば時間旅行を楽しんでいます。
数ある写真の中でも、特に思い出深いものは限られてきます。
今日はそんな「思い出深い写真」と、その日の思い出話を。
この写真、BSACダイバーの皆さんは目にしているであろう写真なんです。実は、オーシャンダイバーの学科講習に使用するマニュアルの序盤(p.12)に使ってもらってるものなんです。
「ようこそ、驚きに満ちた世界へ」というセクションのページなんですが、ピッタリな写真だと思います。
良く晴れた夏の日の久米島。
画像データを見ると2010年8月19日となっており驚いていますw
イマズニというポイントに入り、先日紹介した「ギンガメアジ」を狙ってガイドしました。
結果は大当たり!!
ギンガメアジの群れに加えて、ホソカマスの大群も的中!!!
(イマズニのギンガメアジとホソカマスについての記事はこちら)
ゲストの皆さんに迫力の光景をご案内でき、ホッと一安心し船に向かうと
うそーーーーーーん!!!!!
ジンベエ様ーーーーーーーー!!!!!!
船のまわりを悠々と泳ぐジンベエザメがいるではないですか。
泳ぎ去る様子もなく水面をグルグルと泳ぎまわる巨体に心拍数は一気にあがり、アドレナリン大放出。
はやる気持ちをぐーーーーーーーっと堪えまくり、安全停止を終え水面へ。
この日ほど安全停止の3分が長く感じることは、きっともうないでしょう。
幸運にもこのジンベエザメは僕たちのことを特に気にも留めていない様子で、しばらく一緒に泳ぐことができたので、ゲストの皆さんもガイド陣も大興奮の時間を過ごすことができました。
この写真を見るたびに、遠い夏の日の興奮を思い出す。
いまもすこし心臓がバクバクいってる感じです。
ちなみに僕が久米島で過ごした期間は約7年。
その間、6000本近く潜りましたが、ジンベエザメに会えたのはたったの3回。
そのくらい貴重で幸運な時間だったということです。
ダイビングは驚きに満ち満ちている。
きっと皆さんにも幸運の瞬間は訪れる。
さぁ!海に行こう!!
ただいま絶賛興奮してます。
SHINでした。