ついに出しますよ~
引っ張りに引っ張った「あれ」を。
この日のテーマは「Deep Diving」。
深場の魅力を伝えようのコーナー!です。
赤沢の魅力が最大に引き出されるのは深場。
レジャーダイバーにはタブーとされる水深でしか観察例がない生物が、赤沢のボートポイントでは観察できるのです。もちろんいつもじゃないですよ。ですが、他のエリアでは滅多なことでは出会う事がない生物が僕らが行ける水深で比較的コンスタントに観察できちゃうわけ。すげーのよ赤沢。
さて、では行きましょか。
深場へ。
目的の場所へゆっくりと水深を落としていく。
他の生物には脇目もくれず一点集中。
目的地は水深-35m。
長居は出来ないのでナビゲーションのミスはもちろん、少しのロスも許されません。
しかも雑にアプローチすると警戒されて岩陰に隠れてしまいます。
このピリッと集中する感じが好きなんです。
心地よい緊張と共に徐々に目的地に近づいていくと。
いました。
無事に辿り着くことが出来ました。
様子を伺いながらゆっくりと距離を詰めていく。
深場の生物はライトの光を好まないことが多いのでアプローチも慎重に。
光が届く場所まで接近すると
自然のデザインとはなんと奇抜で芸術的なことか。
人知を超えた美しさとはこのこと。
静寂の宵闇、玉響の光芒。
これまで数多の先人が危険を顧みず魅了されてきたのも頷ける。
名前は「マダラハナダイ」。
本来、レジャーダイバーが観察できる水深の住人ではないのです。
生息域は水深70~200m程と言われています。
それでも、美しさに魅了された多くの先人達は憑りつかれたように禁を侵し深場に足を運び、一時の快楽を得ようとしたのです。中にはタブーを破った罰を受け代償を負う事になったダイバーもいたでしょう。
このくらい覚悟しないと見れないんです。
それが-35mにいる。
これね、めちゃくちゃ浅いんですよw
水深だけで言うと深いけどね。
こんな貴重な出会いがあるのも、現地ガイドさんの日々のリサーチのおかげ。
ほんとにありがたい事です。
いや~しびれたね~~~
かれこれ10000本くらい潜ってますが、マダラハナダイ見たのはこの日で2回目w
一緒に潜ったゲストは50本未満w
これも赤沢だから出来る事。
みんな上手だったので楽勝で行けました。
でもね
深場の生物は要注意。
ハマると危険な生物です。
深場の魅力は歌舞伎町さながら。
ご用心を。
SHINでした。