ハタタテダイの話からツノダシに派生し、分類の話に及びました。
今回はこのツノダシの特殊性について。
生物の分類において
というグループ分けの方法が用いられます。これを分類階級といって、現在の分類学ではこの手法に基づいて地球上のあらゆる動物・植物を分類し名前が付けられています。
この分類階級の基礎を作ったのが「分類学の父」と称される「リンネ」。
言わずと知れた偉人中の偉人ですね。人間に「Homo sapiens(ホモサピエンス)」という学名を付け、しかもサルと同じグループに分類した人です。リンネが生きた時代は1700年代。当時の時代背景を考えるととんでもない発想ですよね。この頃、日本は江戸時代真っただ中なので、徳川将軍の前で「人間とサルは同じ生き物なんです」なんて言ったら、瞬殺だったでしょうね。
リンネと同時期に活躍した人で言うと、バッハやモーツアルトなんかもだいたい同じ時代の人。
日本人が三味線と太鼓で音楽を楽しんでた時代に、ヨーロッパではオーケストラですよw
学問においても芸術においても当時の日本とは比べ物にならない程発展していたということですね。
さて、そんなリンネが作った分類の基礎というのが、現代も用いられる「二名法」。
生物の名前を属名と種小名に分けてラテン語で命名するというもので
ツノダシの場合は、学名:Zanclus cornutus。
Zanclusが属名、cornutusが種小名、という名前の付け方がされています。
ちなみにこの学名に使われるラテン語ってやつは、もはや呪文にしか聞こえない為だいたい敬遠されます。日本語の古文みたいなもんなんで難しいんですよw
読み方はローマ字読みと大体同じです。大体ね。
うわー、ツノダシの話に辿り着くまでの道のりが長いわー
さて、、、今回もそろそろ出るな~
あーーーー出るぞーーーーー!
つづく。
SHINでした。