さて、恒例の「妖怪つづく」が登場したところで、昨日の続きです。
2種の識別点を調べてみると、割と沢山あるってことはわかったのですが、ダイビング中に見分ける際にわかりやすいかどうか、ってとこが大事なのでひとつづつ検証していきましょう。
ハタタテダイ | ムレハタタテダイ | |
背鰭の棘数 |
11本 |
12本 |
胸の膨らみ |
直線 |
膨らむ |
吻の長さ |
長い |
短い |
臀鰭の形状 |
丸みがある |
尖っている |
臀鰭の黒帯 |
先端までとどかない |
先端まで届く |
生息環境 |
水底近く |
中層 |
食性 |
サンゴ・海藻等 |
プランクトン |
まずは「背びれのトゲの数」。
はい、無理ーーーー!!全然無理ー!
なんなら写真とっても、写真によっては無理ー!ってことで却下。
つづきまして「胸のふくらみ」。んーーー・・・。
ってか膨らんでる?はい、却下です。
どんどん行きます。「吻(ふん)の長さ」。
吻ってのは口が伸びた部分の事。接吻の吻なので人間でいうとくちびるね。
微妙な違いですがこれは上の2つに比べればわかり易いのではないでしょうか。
これ一旦キープで。
ハタタテダイ | ムレハタタテダイ | |
背鰭の棘数 |
11本 |
12本 |
胸の膨らみ |
直線 |
膨らむ |
吻の長さ |
長い |
短い |
臀鰭の形状 |
丸みがある |
尖っている |
臀鰭の黒帯 |
先端までとどかない |
先端まで届く |
生息環境 |
水底近く |
中層 |
食性 |
サンゴ・海藻等 |
プランクトン |
次、「しりびれの形」。
んーーーこれも微妙な違いですね~~。
こうして写真を並べてると、確かにハタタテの方が丸い感じがわかりますが、水中でとなるとちょっと難しいかな~。保留で。
はい次、「しりびれの黒いライン」
おぉっ!これ良いんでない?!これわかり易いんでない?!
いずれにしても識別点はわずかな差なので、中ではポイント高いんではないかと思います!
しかもこの2種は遊泳中に臀びれをたたまないので、これはGOOD!
残りの2つは見た目の識別点ではないので、補足的な要素が大きいでしょう。
以上のことから!
・「吻」に注目して尖って長い印象ならハタタテ。そうでなければムレハタ。
・臀ビレに注目して、黒帯が三角の頂点まで行ってなければハタタテ。頂点までのがムレハタ。
が、水中で見分ける際には有効なのではなかろうか、と言う結論に至りました。
群れてる、群れてないという事に加えて、以上の事に注目すれば間違いないってことね。
これ今まで何回調べたかなw
何回も調べて何回も忘れる。結局、群れてるか否かだけで判断し続けてたのでこれを機にしっかりと同定ポイントも解説していきます!
以上!今回は妖怪出てきませんでした!
SHINでした。
あ!昨日のブログ内での間違い探しの答え言ってなかった!
・・・つ、づ、く。