深場のもう一つの目的「オオミナベトサカ」。
伊東の五島根もそうですが、ソフトコーラルの仲間は
ポリプが開いているか否かによって景観の印象が180度変わってしまうのです。
で、この日は
おーーーーまいがーーーーーーっっねす!!!!
そこら中に生えているオレンジっぽいトンガリコーンみたいなのがオオミナベトサカ。
上の写真に写っているのでいうと数か所白っぽいホワホワのがあるでしょ
あれがポリプが開いた状態。
ポリプが開いてるのだけ撮るとこんな感じ。
ここに写っているオレンジ色のはキサンゴというサンゴの仲間。
辺り一面ポリプが開いてるときはそりゃーもう神秘の光景なんです。
まるでナウシカの世界ですよ。
が!この日は!
おーーーのーーーーー!!!
みんなこんなん。
下ネタやんwwwwwww
〇〇イちゃんが撮ってくれましたw
まったくぅ~あんたも好きねぇ~♡
これに白い綿毛の絨毯が加わってたらそりゃー美しいのは想像に容易いでしょう!!
でもこの日は!!!!
下ネタやーーーん!!!!!
これはこれでおもろかったけどもw
いやー悔しい結果となりました。
実はこのオオミナベトサカの状態は予想するのが非常に難しく、長年現地でガイドされている先輩もなかなか予想にピッタリハマることはないとおっしゃってました。
加えて、西伊豆の異常なまでの高水温。
この高水温が直接オオミナベトサカの状態に影響しているのかどうかはハッキリとはわかりませんが、ソフトコーラルの仲間が暖かい海を好まないのは周知の事。沖縄や奄美でソフトコーラルの群生を見られる場所は非常に少ないのです。今後の淡島の情報に注目していきたいと思います。
淡島の最大の見所であるオオミナベトサカ。
これが生息しているからこそ、僕たちはポリプの状態如何に一喜一憂できるわけで、なくなってしまってはどうしようもありません。
いよいよ呑気なこと言ってられない状況になりつつありますが
この現実をしっかりと目に焼き付けておくのもダイバーでなければ出来ない事。
そして、これまで何度も僕の想像を超えてくれた、自然の生物の驚異的な対応能力と逞しさに期待をこめつつ、しっかりと海を見つめ続けていこうと思うのでした。
SHINでした。