今日はバージバンティ以外の小型のタツ達をご紹介。
紆余曲折ありながら今の名前に落ち着いたわけなんですが、今日までの経緯なんかも簡単に紹介しておきましょう。
まずはこちら。
通称「ぺらピグ」。ぺらぺらなので「ぺらピグ」って呼んでたタイプ。
一緒に写ってるのは沖縄のお土産物屋さんなんかでよく売ってる「星の砂」。
星の砂が米粒くらいのものなので、この「ぺらピグ」さんの大きさも想像していただけるでしょう。
そして、こちら。
この個体はそうでもないのですが、モジャモジャと海藻を付着させてる茶色いのもいて「もじゃピグ」って呼んでたタイプ。こちらも大きさはペラと同様。
この2つのタイプは暖かい海の浅場に生息している種です。
で、ぼくが久米島にいた当時はこれらのよく似たタイプが
・Hippocampus pontohi(ポントーさんが見つけたポントヒ)
・H severnsi(セヴァンスさんのセヴァンスィ)
・H colemani(コールマンさんのコールマニ)
の3種に分類されていて、標準和名はありませんでしたが、それぞれ学名があったんです。
ですが、図鑑見ても論文読んでも、どれがどれだか納得いかず皆で「むむむ・・・」となっていました。どうしても納得できる答えに辿り着くことが出来なかったので、「ぺらピグ」「もじゃピグ」と呼んでたってわけ。
で、時を経て
・H severnsi→pontohi
・H colemani→pontohi
という事がわかり、学名も改められ
これも
これも
Hippocampus pontohiとなって同種という事になりましたとさ。
なんじゃそりゃーーー!!!!
ってなったのは言わずもがなw
まぁ、こんな事もあるんですよ。
そりゃいくら調べても納得できんかったわけだわw
で、標準和名もついて、晴れて
「ユリタツノコ」となったとさ。
揺り龍の子。うんうん、良い名前だ。
この標準和名が付いたのは2020年。
わりと最近の出来事なのでした。
SHINでした。