ウミウシの後追い行動が繁殖に関わっているであろうことは間違いなさそうなのですが、なぜ追いかけさせるのか?ってとこが謎なんですね~。
出会うことも難しそうだし、すぐに繁殖したほうが効率はよさそうなのに、何故にげまわるのか?
この個体たちはじっと動かない様子でしたが、種類によってはガンガン動くのもいます。
マンタにもこの後追い行動が見られるのですが、より強い遺伝子を残すために何匹ものオスを従えて何日もお預け状態にするそうです。連凧のように何匹ものマンタが連なる様子をダイバーの中では「マンタトレイン」と呼んだりもするのですが、圧巻の光景です。
時期で言うとちょうど今頃かな~
ウミウシもマンタと同様に最後まであきらめずについてきた個体と繁殖するのでしょうか?
不思議ですね~
さて、昨日の写真の続き。
リボンのようなものが右端に写っています。
これ実はウミウシの卵。
ここにいる何れかのキカモヨウウミウシが産み付けたものと思われます。
ウミウシは雌雄同体なので、交接をすればどの個体も卵を産むことができます。
これも機動力の乏しいウミウシが子孫をより多く残すための生存戦略として進化してきた結果なのかと思うと生き物って不思議がいっぱいで、興味深いですよね。
SHINでした。