どのエリアでもダイビング中によく出会う生物ランキングトップ10上位にランクインするであろう生物のひとつと言えばウツボ。
泳ぎ回らずじっとしていることが多く、体格も大きなため目に入りやすいというのが、常に上位をキープしている理由でしょう。
先日赤沢で、他のウツボとは顔つきに違和感のある個体に出会いました。
アゴの噛み合わせが少しずれてるのもそうなんですが、なんか顔つきが違うな~、と。
正面から見ると、その違和感の正体がわかりました。
よく見ると右目が陥没しているため、顔つきが違って見えたんですね~
魚類の体にはウロコがあり鎧の役割を果たしているのですが、ウツボにはウロコがないため一度傷を負ってしまうと、細菌等に侵されやすいのではないか、とも言われています。
これまでにも、様々な奇形個体に出会い、「よくその姿で生きてるな~」と驚かされるような個体も中にはいましたので、目が多少陥没したくらいでは掠り傷程度なのかもしれません。
そう言えば、片目がない個体をしばらく感雑し続けてたこともありました。
映画グーニーズの片目の海賊の名前からとって「ウィリー」って呼んでたなw
懐かしw
しばらく観察しているとホンソメワケベラの幼魚(青いラインのやつね)が顔のあたりをクリーニングし始めました。
「おぉっ!!!これはシャッターチャンス!!!」
つづく。
SHINでした。