水温が上昇するこの時期は水中生物たちの繁殖行動が盛んになります。
「それいつなん?」というご質問にわかり易く答えると
伊豆の場合は
海でドライスーツ着てる人をほとんど見かけなくなった時期
この頃が始まりの合図ですね。
いま思いついたんだけど、まぁおよその目安としてはこんなもんです。
梅雨明け前~7月末頃までが特に色んな種類が盛り上がる頃かな!
で、先日のIOPにて。
「ヨゴレヘビギンポのペア」
手前がメス、奥がオス。
同じ種類の魚なのに全然体色が違うでしょ。
それぞれにピントを合わせて撮ったもの。
メス
オス。
水中生物に限らず、繁殖行動や求愛の際に雌雄の体色差が顕著に表れるものはいます。
鳥なんかもそうね。「ギアマックス」の状態がわかり易いほど観察も楽しくなるわけで。ヘビギンポの仲間なんかはその代表格。
生息域が浅い水深のが多いし、じーーーっとしてて観察できるし、そこそこ寄っても大丈夫だし。
見る側にも、見せる側にも、大変接しやすいわけです。
写真で表現するには難易度が高いのですが、これ実は産卵してるとこなんです。
手前のメスがおしりをフリフリするようにし、岩肌に卵を産み付けます。
それを追ってオスがメスに体を擦り付けるようにして卵に受精させていきます。
一度産卵が始まるとしばらく観察できます。
時間帯は14時~15時頃だったな。
久米島でもこの仲間の産卵を紹介してたんですが、同じような時間帯だったなー。
ってなことを知ってると、見せる側も見る側も目線が変わるわけですね~
野生生物の命の営みはいつ見てもグッとくるもんがあります。
SHINでした。