6月は水温が上がって海中が一気に賑やかになる季節。
今日はそんな出会いをご紹介。
先日の城ヶ島にて。
「なんかいないかな~」なんて思いながら海藻の隙間を覗いていると
「お、アミメハギ見っけ」
いつもなら、すーーーっとどこかへ逃げていくのですが、この日は一旦僕から少し離れましたがすぐに同じ場所に戻ってきました。
「はっはぁ~~~ん。なるほどね~~~」と、ピンときました。
ここでピンと来るのが長年の経験なわけですよw
しばらく見ていると
海藻(ウミウチワ)の裏側をツンツンつつくような行動を。
「やっぱね~~~」
実はこのツンツンしてるとこには
卵が産み付けられてるんです。
グレーっぽく見えるのが全部卵。
ツンツンふーふーしながら新鮮な水を送り卵の世話をしているのです。
ちなみに卵の世話をするのはメス。
他の魚を威嚇して追い払いに出かけた隙に卵を撮らせてもらいました。
けっこうな量をびっちり産み付けてます。
そうこうしてると、どこからともなくオスが近づいて来るではありませんか!
縁取りは黒、体色はギラギラ銀色っぽくなった興奮色の状態のオスがメスにアピールしに来ました!
「おぉーーーーっとーー!!卵保護中は殺気立ってるパターンが多いけど同種のオスに対してはどんな行動を取るんだーーー?!」と僕も興奮色に。
すると、せっせと卵の世話をしてたメスが
猛スピードで突っ込んでいったーーーー!!!
オス思いっきり追い払われたーーーーー!!!
ギラギラにカッコつけてナンパしにきたのに思いっきり弾かれてるーーーwww
だっさーーーーー!!!
やっぱそうなるのねーーー!!!
あっという間にオスを蹴散らし、卵の世話に戻ったメス。
その顔は「まったく!!!空気読めや!!!」とでも言わんばかり。
おぉ怖っwww
僕もすっかり委縮してこの場から退散したのでしたw
とまぁ、こんな風に様々な命の営みが繰り広げられるのが6月。
そっと生き物達の生活をのぞかせてもらうと、色んなドラマが見えてきます。
SHINでした。