この時期の井田の海と言えば浅場の「海藻の森」。
水底から水面まで伸びたマメタワラなどの海藻が作り出すジャングルのような景色と、そこに差し込む光。海中の木漏れ日の中、無数に舞踊る真っ青なソラスズメダイ達。息をのむ光景とはこの事。
的な感じ。
そんな印象が強く、この日もその景色を楽しみに行ってきました。
ところが、いざ潜ってみると海藻はひざ丈に満たないほどしか伸びていません。
ソラスズメダイは相変わらずきれいなのですが、僕の印象の中の景色に比べると少ない気もする。
あまりにも印象が変わってしまった景色を見て、寒気を覚えるほどでした。
ガイドさんに聞いてみると「今年は大きなうねりが入った影響で海藻の芽が減ってしまったのではないか」とのこと。
海が荒れる事自体はずーっと昔からあることだけど、気候変動の影響でその規模が変わってきているのは事実。在来種にとっては危機的状況でしょう。
こういった変化というのは始まってしまうとあっという間。
当たり前にあったものが一瞬にして跡形もなくなってしまう。
実際にこういったことを目の当たりにしてきたので、内心ヒヤヒヤしています。
一時的なものであってほしいと願う事しかできません。
井田ダイビングセンターのブログをリンクさせていただきました。
是非見比べてみてね。
SHINでした。