城ヶ島ファンダイブの続き。
この日の3本目はビーチ「梶の浜」へ。
ボートポイントの産卵床には現れなかったアオリイカ。
一点狙いのコース取りはリスキーだと判断し、他の見所もコースの中にいれてのガイド。
往路目的地までの産卵床をチェックしつつ進むもやはりアオリイカの姿はなく、半ばあきらめかけていたその時!!
突如目の前に姿を現したアオリイカの群れ!
12匹までは数えたんだけどな~、途中でもういいやってなっちゃいましたw
なんせ沢山出てくれました!!
産卵床(さんらんしょう)ってのは生物が産卵をするための場所を言うんだけど、ここで言ってるのはイカたちが産卵にやってきてくれるように人工的に沈めた木の束なんかのこと。
地方によっては「イカ芝」なんて言い方をすることも。
産卵床の周辺ではオス同士のバトルの様子も!
身体を平たく伸ばし、より大きく見せて威嚇のポーズ!
干されたスルメみたいになってるやーーーん!!!
オスたちは産卵するメスを見守りながら、次の交接のチャンスを狙っているんです。
なので、その間オスはメスを取られまいと必死にメスへのアピール合戦と、オス同士の喧嘩に明け暮れるわけ。
左のオスは美しい体色を披露しようとメスにアピール中。
中央のメスが産卵場所をチェックするために奥の方へ行ったとたんに、右のオスへの威嚇の体色に変化!!
肉眼で見ると金色に輝いているようにも見えるんですよ!
このオスは右で産卵しているメスに対しては「求愛色」を、
左から接近してきている他のオスに対しては「威嚇色」を出しています。
器用なことするよね~
で、産み付けられた卵がこちら
白いそら豆みたいな感じ。
中が透けて見えるものもありました。
水晶のような美しさ。
アオリイカたちは産卵期の後、その一生を終えます。
たった一年の生涯のうちの最重要一大イベント。
こうして命は繋がれているんですね。
皆さんに見てもらいたい海のシーンのひとつです。
胸が熱くなりますよ。
SHINでした。